南側に新たなマンションの建築

南側に新たなマンションが

南側に新たなマンションが建ち日当たりが悪くなる

南北に沿ってドミノのように立ち並ぶマンション群を見かけることがあります。

ある程度離れているのであれば日照は守られるでしょうが、どう見ても日が当たらないマンションがあります。

しばしば、マスコミなどでも取り上げられることがある問題です。

マンションを購入して何年もたたないうちに、南側の空き地に新たなマンションが建ち、日は当たらない、景観は悪くなるといった問題をかかえているマンションの住民がいます。

新たに建てたマンションが、まったく別会社で、しかも自分たちが購入した当時では、そのような計画はなかったことが明らかであれば、多少あきらめもつくでしょう。

ところが、同じ業者が目の前にマンションを建てたとなると、住民としても黙っていられなでしょう。

マンションを購入する際に交渉、もしくは受付をする担当者が知りうる情報は限られます。

仮に会社側が将来において、前面に別のマンションを建てる計画があったとしても、それを末端の社員まで知らせることはないでしょう。

また、逃げ口上として、当時そのような計画はなく、後になって決まったことだといわれてしまうこともあり得ます。

私が住宅販売を行っていた際、南側に空き地があり、買主から将来の計画を聞かれた場合、その時点で計画がなくても、将来においては何らかの建物が建つと考えてくださいと説明していました。

マンションにせよ、戸建てにせよ、購入者にとっては一生ものです。

数十年の間に、空き地に建物が立たないと考えること自体、都合が良すぎます。

マンションを購入する人にとっても、それは例外ではないと思います。