家相、張りや欠け(凹凸)
家相で言われる張りや欠け(凹凸)の意味するもの
「東南の張り(凸)は出世相」「東の欠けは(凹)は事業に失敗する凶相」と言われているようです。
この家相は迷信としても、凹凸の多い家はどうしても風通しや採光を悪くしてし、湿気をおびカビが生えやすくなります。
そうなると、メンテナンスや修繕費が多くかかったり、手入れをしなくてはなりません。
また、2階の凹凸は良いとしても、一階の張りや欠け(凹凸)は強度上も弱くなり、地震に弱い家となりがちです。
狭小住宅では、あえて採光を良くするために欠け部分を中庭にすることもあります。
その他、三角形の土地の場合にも、どうしても欠けの多い家ができてしまうことがあります。
これらのケースを除いて、特別な理由もなく張りや欠けを作ることは十分考慮すべきでしょう。
また、家相でも単なる迷信のもがありますが、基本的に昔の家相は今で言う建築基準法の役割を果たしており、快適な家づくりを行うために考えられているものなのです。
ということは、家相を気にするあまり住みにくい家になってしまったのでは本末転倒になってしまうということです。
ですから、家相を気にして欠けや張り(凹凸)のある家を造っても、強度が弱くなり壁に亀裂が入ったり雨漏りがするようでは、お金がかかり、お金のたまらない凶の家となってしまいます。
ですから、家相を見てもらう場合でも単なる迷信なのか、根拠のあるものなのか、その見極めが大切なところです。